兄の八嶋士奴美神やしまじぬみのが、大山津見神おおやまつみのの娘、名は木花知流比売このはなちるひめを娶って生んだ子は、布波能母遅久奴須奴神ふはのもぢくぬすぬの。この神が淤迦美神おかみのの娘、名は日河比売ひかわひめを娶って生・・・
当サイトのメインコンテンツは古事記の注釈ですが、古事記の現代語訳のみのページを別個に用意しています。
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1.造化三神 | 現 | 1 2 |
2.別天神 | 現 | 1 2 |
3.国之常立神と豊雲野神 | 現 | 1 |
4.対偶神 | 現 | 1 2 |
1.オノゴロ島 | 現 | 1 |
2.イザナギとイザナミの結婚 | 現 | 1 |
3.イザナギとイザナミの結婚・続 | 現 | 1 |
1.国生み | 現 | 1 2 3 4 |
2.国生み・続 | 現 | 1 |
3.大綿津見神ほかの誕生 | 現 | 1 |
4.水分神ほかの誕生 | 現 | 1 |
5.大山津見神ほかの誕生 | 現 | 1 |
6.天之狭土神ほかの誕生 | 現 | 1 |
7.ヒノカグツチほかの誕生 | 現 | 1 2 |
8.イザナミを葬る | 現 | 1 |
9.カグツチを斬る/その血に成る神々 | 現 | 1 |
10.カグツチの死体に成る神々 | 現 | 1 |
1.黄泉の国/イザナミのもとへ | 現 | 1 2 |
2.イザナギの逃走 | 現 | 1 2 |
3.黄泉比良坂/ことど渡し | 現 | 1 |
4.禊ぎ/投げ棄てた物に成る神々 | 現 | 1 2 3 |
5.瀬にすすぐ時に成る神々 | 現 | 1 |
6.阿曇連の祖神/墨江の大神 | 現 | 1 |
7.三貴子の誕生 | 現 | 1 |
1.三貴子の分治 | 現 | 1 |
2.スサノオの号泣 | 現 | 1 2 |
3.スサノオの昇天 | 現 | 1 2 3 |
4.スサノオとアマテラスのうけい | 現 | 1 2 |
5.五男神と三女神の帰属 | 現 | 1 |
6.宗像三女神 | 現 | 1 |
7.アメノホヒの系譜 | 現 | 1 2 3 4 |
1.スサノオの狼藉 | 現 | 1 2 3 4 |
2.天の岩屋戸ごもり | 現 | 1 2 3 4 5 6 7 8 |
3.天の岩屋戸を開く | 現 | 1 |
1.スサノオの追放 | 現 | 1 |
2.五穀の起源 | 現 | 1 |
3.ヤマタノオロチ | 現 | 1 2 3 |
4.草薙剣 | 現 | 1 2 |
5.須賀の宮 | 現 | 1 2 |
6.スサノオの系譜 | 現 | 1 |
7.スサノオの系譜・続 | 現 | 1 2 |
兄の八嶋士奴美神やしまじぬみのが、大山津見神おおやまつみのの娘、名は木花知流比売このはなちるひめを娶って生んだ子は、布波能母遅久奴須奴神ふはのもぢくぬすぬの。この神が淤迦美神おかみのの娘、名は日河比売ひかわひめを娶って生・・・
さて、その櫛名田比売くしなだひめと寝所で交わりを始めて生んだ神の名を、八島士奴美神やしまじぬみのという。また、大山津見神の娘である神大市比売かむおおいちひめを娶めとり、大年神おおとしの、次に宇迦之御魂神うかのみたまのを生・・・
さて、こうして、速須佐之男命はやすさのおのみことは宮を造るための土地を出雲の国に求めた。そして須賀の地にたどり着いて、「この地にやって来て、私の心はすがすがしい」と言って、その地に宮を造って住んだ。それで、その地を今、須・・・
そこで、速須佐之男命はやすさのおのみことは、すぐにその少女を神聖な爪櫛つまぐしに変えてみずらに挿し、足名椎あしなづち・手名椎てなづちの神に、「あなたたちは、何度も繰り返して醸した強い酒を造り、また垣を作って廻らし、その垣・・・
こうして須佐之男命すさのおのみことは高天原を追われて、出雲の国の肥ひの河の上流の、鳥髮とりかみという名の地に降った。その時、箸がその川を流れ下ってきた。それで須佐之男命は、その川の上流に人がいると思って、尋ね求めて上って・・・
また、食べ物を大気都比売神おおげつひめのに乞うた。そして大気都比売が、鼻や口や尻から、さまざまなおいしい物を取り出し、さまざまに調理し盛り付けて差し出した時に、 速須佐之男命はやすさのおのみことは、その様子を立ちうかがっ・・・
そして、八百万の神々は、一緒に相談して、速須佐之男命すさのおのみことにたくさんの贖罪の品物を科し、またその鬚と手足の爪を切って祓はらえをさせ、高天原から追放した。 《言葉》 【鬚と手足の爪を切って祓えをさせ、】 祓いは身・・・
そこで天照大御神あまてらすおおみかみは不思議に思って、天の石屋戸いわやとを細めに開けて、戸の内から、「私がここにこもっているので、天の世界は自然と暗く、また葦原中国あしはらのなかつくにもすべて暗いだろうと思うのに、なぜ天・・・
すると高天原はすっかり暗くなり、葦原中国あしはらのなかつくにもすべて闇になった。こうしてずっと夜が続いた。そして大勢の神々の騒ぐ声は夏の蠅のように充満し、あらゆる災いがことごとく起こった。そこで八百万の神々が、天の安の河・・・
そこで速須佐之男命はやすさのおのみことは天照大御神あまてらすおおみかみに、「私の心は清く明るいから、私の生んだ子は女子だった。これによって言えば、当然私の勝ちだ」と言って、勝ちに乗じて天照大御神の耕作する田の畔(あぜ)を・・・