そして、この、後に生まれた五柱の子のうちの天菩比命あめのほひのみことの子である、建比良鳥命たけひらとりのみこと、【これは出雲国造いずものくにのみやつこ、无邪志むざしの国造、上菟上かみつうなかみの国造、下菟上しもつうなかみ・・・
そして、この、後に生まれた五柱の子のうちの天菩比命あめのほひのみことの子である、建比良鳥命たけひらとりのみこと、【これは出雲国造いずものくにのみやつこ、无邪志むざしの国造、上菟上かみつうなかみの国造、下菟上しもつうなかみ・・・
そして、その先に生まれた神、多紀理毘売命たきりびめのみことは、胸形むなかたの奥津宮おきつみやに鎮座している。次に市寸島比売命いつきしまひめのみことは、胸形の中津宮に鎮座している。次に田寸津比売命たきつひめのみことは、胸形・・・
そこで、天照大御神あまてらすおおみかみは、速須佐之男命はやすさのおのみことに、「この、後に生まれた五柱の男子は、私の持ち物を物実ものざねとして成りました。ですから、当然私の子です。先に生まれた三柱の女子は、あなたの持ち物・・・
そして、それぞれが天あめの安やすの河かわを挟んでうけいをする時に、天照大御神あまてらすおおみかみが、まず建速須佐之男命たけはやすさのおのみことの佩いている十拳剣とつかつるぎを乞い受け、それを三つに打ち折り、玉の緒がゆらゆ・・・
さて、速須佐之男命はやすさのおのみことは、「それならば、天照大御神あまてらすおおみかみに申してから根の堅洲かたす国に参りましょう」と言って、すぐに天に参上した時に、山や川はことごとくどよめき、国土はみな震えた。 すると、・・・
そして、それぞれの神が、伊邪那岐命いざなぎのみことの委任の仰せのままに治めている中で、須佐之男命すさのおのみことは、委任された国を治めずに、成人して長いあごひげが胸元に届くまで、泣きわめいた。その泣くさまは、青々とした山・・・
この時、伊邪那岐命いざなぎのみことは、大いに喜んで、「私は子を生みに生んで、最後に三柱の貴い子たちを得た」と言って、すぐにその首飾りの玉の緒を、手に取ってゆらゆらと揺り鳴らしながら、天照大御神に渡し、「あなたは高天原を統・・・
そして、左の目を洗った時に成った神の名は天照大御神あまてらすおおみかみ。次に、右の目を洗った時に成った神の名は月読命つくよみのみこと。次に、鼻を洗った時に成った神の名は建速須佐之男命たけはやすさのおのみこと。 以上、八・・・
この三柱みはしらの綿津見わたつみの神は、阿曇連あづみのむらじたちが祖神として斎いつき祭る神である。つまり、阿曇連たちは、綿津見神の子、宇都志日金拆命うつしひがなさくのみことの子孫である。その底筒之男命そこつつのをのみこと・・・
そこで伊邪那岐命いざなぎのみことは、「上の瀬は流れが速い、下の瀬は流れが弱い」と言って、初めて中ほどの瀬に降りて潜り、身体を濯いだ時に成った神の名は、八十禍津日やそまがつびの神。次に大禍津日おおまがつびの神。この二柱の神・・・