そして、左の目を洗った時に成った神の名は天照大御神あまてらすおおみかみ。次に、右の目を洗った時に成った神の名は月読命つくよみのみこと。次に、鼻を洗った時に成った神の名は建速須佐之男命たけはやすさのおのみこと。 以上、八・・・
「黄泉の国とイザナギの禊ぎ・現代語訳」の記事一覧
阿曇連の祖神・綿津見神、住吉大社の大神・筒之男命(現代語訳)
この三柱みはしらの綿津見わたつみの神は、阿曇連あづみのむらじたちが祖神として斎いつき祭る神である。つまり、阿曇連たちは、綿津見神の子、宇都志日金拆命うつしひがなさくのみことの子孫である。その底筒之男命そこつつのをのみこと・・・
八十禍津日神、大禍津日神、綿津見神、筒之男命(現代語訳)
そこで伊邪那岐命いざなぎのみことは、「上の瀬は流れが速い、下の瀬は流れが弱い」と言って、初めて中ほどの瀬に降りて潜り、身体を濯いだ時に成った神の名は、八十禍津日やそまがつびの神。次に大禍津日おおまがつびの神。この二柱の神・・・
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イザナギ、阿波岐原で禊ぎをする(現代語訳)
こうして、伊邪那岐大神いざなぎのおおかみは「私はなんとも醜い醜い、穢けがれた国へ行っていたものだ。だから私は、禊みそぎをして身体を洗い清めよう」と言って、筑紫つくしの日向ひむかの橘たちばなの小門おどの阿波岐原あはきはらに・・・
イザナギ、黄泉比良坂を千引石で塞ぐ。ことど渡し(現代語訳)
最後にその妹いも伊邪那美命いざなみのみことが自ら追いかけてきた。そこで伊邪那岐命いざなぎのみことは、千人引きの大きな岩をその黄泉比良坂よもつひらさかまで引っ張ってきてこれを塞ぎ、その岩を間に挟んで向かい合い、ことど(別離・・・
イザナギを追うヨモツシコメ、黄泉比良坂の桃の実(現代語訳)
そして、伊邪那岐命いざなぎのみことが恐れをなして逃げ帰る時に、その妹いも伊邪那美命いざなみのみことは「よくも私に恥をかかせましたね」と言って、すぐに黄泉の国の醜女しこめを遣わせて伊邪那岐命を追わせた。そこで、伊邪那岐命は・・・
黄泉の国のイザナミとヨモツヘグイ、蛆たかる身体に八雷神(現代語訳)
そこで伊邪那岐命いざなぎのみことは、伊邪那美命いざなみのみことに会いたいと思って、黄泉国よもつくにに追って行った。そして、伊邪那美命が御殿の戸から出迎えた時に、伊邪那岐命は、「いとしい我が妻の命みことよ、私とあなたが作っ・・・