イザナミはイザナギの「妹」とありますが、この「妹」という言葉の意味が問題で、様々に解釈されてきました。現代で言う「妹」の意味とも、「妻」の意味とも言われます。 古代日本ではきょうだい婚は許容される場合とタブー視される場合・・・
「天地初発」の記事一覧
イザナギ・イザナミの誕生~神世七代
次に成った神の名は、宇比地邇うひぢにの神、次に妹いも須比智邇すひぢにの神、次に角杙つのぐいの神、次に妹活杙いくぐいの神、次に意富斗能地おおとのぢの神、次に妹大斗乃辨おおとのべの神、次に淤母陀琉おもだるの神、次に妹阿夜訶志・・・
国之常立神と豊雲野神、加上説
次に成った神の名は、国之常立くにのとこたちの神、次に豊雲野とよくものの神。この二柱の神もまた独神として成り、すぐに姿を隠した。 別天神とクニノトコタチ・トヨクモノ 前段から引き続き、次に、次に、と神々が「成って」いきます・・・
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ウマシアシカビヒコヂ、アメノトコタチ~別天神
造化三神が隠れた後の地上世界の陸地は、海に漂うクラゲのようなもの(くらげなすただよへる)で、そこから葦の芽のようにウマシアシカビヒコヂが、次にアメノトコタチが成り、すぐに姿を消します。 この場面の描写はクラゲ、水に浮ぶ脂・・・
天地初発之時の地上世界のイメージ、国について
次に地上世界の陸地がまだ幼く、水に浮かぶ脂のようで、くらげみたいにゆらゆらと漂っている時に、葦の芽のように萌え出たものによって成った神の名は、宇麻志阿斯訶備比古遅うましあしかびひこぢの神、次に天之常立あめのとこたちの神。・・・
天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神~造化三神
天地初発の時に、天之御中主神(アメノミナカヌシ)、高御産巣日神(タカミムスビ)、神産巣日神(カミムスビ)のいわゆる造化三神が成ります。 三柱とも独神ですぐに姿を隠しますが、タカミムスビとカミムスビの二柱は古事記の物語展開・・・
天地初発之時、古事記の冒頭に見る古代日本人の世界観
天と地が初めて現れたときに、高天原たかまのはらに成った神の名は、天之御中主あめのみなかぬしの神、次に高御産巣日たかみむすびの神、次に神産巣日かみむすびの神。この三柱みはしらの神は、いずれも独神ひとりがみとして成り、すぐに・・・