すると高天原はすっかり暗くなり、葦原中国あしはらのなかつくにもすべて闇になった。こうしてずっと夜が続いた。そして大勢の神々の騒ぐ声は夏の蠅のように充満し、あらゆる災いがことごとく起こった。そこで八百万の神々が、天の安の河・・・
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天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神~造化三神
天地初発の時に、天之御中主神(アメノミナカヌシ)、高御産巣日神(タカミムスビ)、神産巣日神(カミムスビ)のいわゆる造化三神が成ります。 三柱とも独神ですぐに姿を隠しますが、タカミムスビとカミムスビの二柱は古事記の物語展開・・・
天地初発之時、古事記の冒頭に見る古代日本人の世界観
天と地が初めて現れたときに、高天原たかまのはらに成った神の名は、天之御中主あめのみなかぬしの神、次に高御産巣日たかみむすびの神、次に神産巣日かみむすびの神。この三柱みはしらの神は、いずれも独神ひとりがみとして成り、すぐに・・・