大国主(オオクニヌシ)、葦原醜男、八千矛神、国魂(現代語訳)
兄の八嶋士奴美神やしまじぬみのが、大山津見神おおやまつみのの娘、名は木花知流比売このはなちるひめを娶って生んだ子は、布波能母遅久奴須奴神ふはのもぢくぬすぬの。この神が淤迦美神おかみのの娘、名は日河比売ひかわひめを娶って生・・・
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兄の八嶋士奴美神やしまじぬみのが、大山津見神おおやまつみのの娘、名は木花知流比売このはなちるひめを娶って生んだ子は、布波能母遅久奴須奴神ふはのもぢくぬすぬの。この神が淤迦美神おかみのの娘、名は日河比売ひかわひめを娶って生・・・
さて、その櫛名田比売くしなだひめと寝所で交わりを始めて生んだ神の名を、八島士奴美神やしまじぬみのという。また、大山津見神の娘である神大市比売かむおおいちひめを娶めとり、大年神おおとしの、次に宇迦之御魂神うかのみたまのを生・・・
さて、こうして、速須佐之男命はやすさのおのみことは宮を造るための土地を出雲の国に求めた。そして須賀の地にたどり着いて、「この地にやって来て、私の心はすがすがしい」と言って、その地に宮を造って住んだ。それで、その地を今、須・・・
そこで、速須佐之男命はやすさのおのみことは、すぐにその少女を神聖な爪櫛つまぐしに変えてみずらに挿し、足名椎あしなづち・手名椎てなづちの神に、「あなたたちは、何度も繰り返して醸した強い酒を造り、また垣を作って廻らし、その垣・・・
こうして須佐之男命すさのおのみことは高天原を追われて、出雲の国の肥ひの河の上流の、鳥髮とりかみという名の地に降った。その時、箸がその川を流れ下ってきた。それで須佐之男命は、その川の上流に人がいると思って、尋ね求めて上って・・・